「日本人にはBlogより日記」、はてなの人気に迫る - CNET Japan次の新サービスについては「期待していてください」としか言えません。ただ、最近私が問題意識として感じているのは、日本の大人の文化の低さですね。大人が真剣に文化に貢献していないと感じています。それは、大人が「真剣に遊ぶ」ことが少ないからではないでしょうか。例えば、音楽を聞き、自分の考えを書いて、人と議論したりする。お互いを高めるコミュニティから文化が生まれると思うんです。パーソナルコンピュータの父と呼ばれるアラン・ケイ博士などは子供の可能性を広げる活動をしていますが、日本ではまず大人の文化に取り組む必要がありますね。
そういうところで、はてなが少し貢献できるところがあるという気はしています。例えばはてなダイアリーでは今、短歌日記というものが生まれていまず。同じキーワードが入力された日記同士をつなぐという、はてなダイアリーの機能を利用したものです。ユーザーは日記の中で「短歌日記」と入力し、短歌を詠みます。すると、「短歌日記」と入力された日記同士がつながり、短歌クラブのようなものが生まれる。これはすごい文化ですよね。日常の中にそういう行為があることで、全体の文化レベルが上がっていくのではないか、そこにはてなが少しでも貢献できるのではないかと思っています。
この記事は5月頃に気になってクリップしていたものだ。ここに書かれている分析は正しい。今ではblogが日記に吸収されてしまい「blog=日記サイト」として咀嚼されたようだ。ここでは触れられていないが、SNSがその文化を引き継ぐかもしれない。
こちらでは、michieruさんが「blogと日記」とではなく、「予定(PIMで管理する)と日記」について考察されている。
未来よりも過去が重要なのかも、日本人って
日本人って、予定を管理する人よりも、日記として過去を管理する人の方が断然多い気がする。そういう機能を充実させる方向に、今までなぜ手をつけてこなかったんだろう?ごく一部のケータイだって、カメラ機能と連携して日記を作る機能を持っていたりするのだし。
これは鋭い指摘だ。俺も、仕事で使う予定表の大きな用途は過去のデータ記録だ。前にも書いたが、「去年の今頃ナニしてた?(by白濱隆)」というのは、月次、半期、年次というサイクルで仕事を行う職種では特に重要だ。日次や不定期な仕事がメインなら予定表は重要な項目かもしれないが、定期的なサイクルで動く仕事が中心の場合は、今年の予定は、去年の実績から推し量れることが多い。俺は、仕事が終わった後で予定表に業務を書き入れることがある。
去年の予定・記録を見ながら、変更必要事項やそのままでいいことを確認し、前もって予定を立てることにより、仕事のレベルを上げられるのだ。過去の予定データは将来の予定データでもあるのだ。
俺が勤める会社で使っていたNotesでは、過去3ヶ月以前のスケジュールデータを消すように設定していた。それが分かったときに俺は一切のスケジュールデータ入力をやめてyahoo!カレンダーとprismにした。
予定表を予定の管理としてしか考えないシステム屋がユーザーのニーズから乖離してしまっている例だろう。これと同じことが、ユーザーvsメーカー(取り巻きのマスコミ)でも起こっているのだろう。どんなPDAの宣伝文句でも将来の予定の管理としてしか予定表を紹介しない。だから、不定期の予定などあまりない人間にとってあまり有効性をアピールできなかったのだろう。コマーシャルを作る広告屋や営業屋にとっては、発表の日とか担当者とのアポイントとかしか思いつかないのだろう。
繰り返しになるが、俺が業務としてやった仕事のスケジュールデータはそのまま翌年以降の担当者の、予定の基礎になるのだ。翌年の担当者が俺であるのか別の誰かであるのかは関係ない。だから、会社ではスケジュールを公開し保存する必要があるのだ。それができないような(やらないような設定をした)グループウェアには存在価値はない。
担当者が、いつ何をやったという記録は組織にとって貴重だ。全社的に統一的にこれを集めるだけで、ローテーションが楽になる。担当者個人への依存度も低くなるはず(というより、そうなるような記録方法を採用すべき)。そして、無駄な「職人芸」を無くすことにも繋がる。誰に業務が偏っているか一目瞭然だからだ。管理者や経営者がこれの重要性に気付き評価に活用すれば、強い組織ができる。業務の偏りと内容が分かれば打つ手も見えてくる。本当に職人芸が必要な難易度の高い業務で組織にとって必須なものなら、その担当者に高い処遇をすべきだし、その芸を次代に引き継げるように手をうたなければならない。その担当業務が誰でもできることなら分散させなければいけない。それをやるのが管理職・経営者だ。(ビジネスに職人芸をもちこむな参照)
しかし、世の中の大半は、年次ルーチンの中に、特別な予定をちりばめて暮らしているんではないだろうか。
Posted by panhead at 2005年01月05日 22:52 | トラックバック