2004年12月15日

スパムメールが減らないわけ

英オンライン消費者の22%--スパム経由のソフト購入者が跡絶たず - CNET Japan

スパムメールの広告を見て製品を購入するオンラインショッピング利用者が跡を絶たないことが、最新の調査結果から明らかになった。スパムメールの問題は、当面解決しそうにない。

 迷惑メールを介して販売されるもののうち、最もよく売れているのが違法ソフトウェアだ。売り手は、数々の法律を犯してこれらのソフトウェアを販売している。

 Forrester Researchが発表した調査結果によると、英国ではオンライン消費者の22%が、スパムメールの広告を見てソフトウェアを購入した経験があるという。

 記事には調査方法が十分に示されてないので、かなり差し引いて考える必要があるとは思う。しかし、少なくとも「スパムメールがきっかけとなって購入するユーザーが存在する」ことは間違いなさそうだ。その市場規模は分からないが、スパマーが減らないことを考えると、帳尻は合っているのだろう。

 扱っているもの自体が違法なら、広告手段は選ばないだろう。だから、日本のように、事前了解なしに広告メールを発進するときは「※未承諾広告」という文字列を入れるという法律を作っても無意味だし、この法律が施行されてもスパムの数は全く変化が無い。

 オレオレ詐欺のように、被害者が明白な場合には対応しやすいが、待っている人間がいる場合は難しい。しかも、それで採算が合うことが分かっているなら、顧客への到達率が何百万分の一でもスパムを送る人間は減らないだろう。

 かといって、こういうものを誰かが完全にシャットアウトできるようなネットワークにすることは、インターネットの自律分散管理的な「強さ」を殺してしまうことになるから(特定のIPパケットを強力にコントロールする権限を誰かに持たせたら、そこを攻撃されたらネット全体が機能しなくなる)。

Posted by panhead at 2004年12月15日 13:16 | トラックバック
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