特許を取得しただけで、それを何にどう使うかまで決まったわけではない。過剰反応かもと思うが反応したくなる。
PS3では中古ゲーム・借りたゲームは動かない? - Engadget Japaneseプレイステーション3では中古ソフトや人から借りたソフトは動かなかったり、故障した本体を買い換えたら自分が新品で買ったソフトも使えなくなるかもしれない。最近見つかった特許によると、ソニーは最初に起動させた本体と記録メディアを結びつけることで、中古や海賊版ソフトを使えなくする方法を開発したらしい。
ディスクに書き込むことができるなら解除もできると思いたいが、スパイウェアを焼きこんでばら撒いた企業の考えることだから、期待はできない。
中古ゲームや友人との貸し借りがゲームの普及にどれだけ貢献したのか。中学年の子供を見ていると、「これはXX君が持ってるから僕はこっちを買う」とか「OO君から借りた前のバージョンが面白かったから次は僕が買う」と貸し借りを楽しんでいる。極端なときにはハードごと友達に貸したりもしている(ハードごと持ち込めば上記のプロテクトも無力だが)。そうでもしなけら小遣いの数ヶ月分もするゲームを色々試すことはできないだろう。
また、自分が余り興味のないジャンルに触れる機会にもなる。ゲーム体験を広げる貴重な機会を閉じるようなことをしたら、何年か後には、貸し借りだけでなくゲーム人口自体が減り売上も大きく減ってしまうだろう。
ここで言う「ゲーム」というのは「コンソールゲーム」だ。コンソールゲームが面白くなくなっても子供達は困らない。オンラインゲームがあるから。今の子供達の子供の世代にはコンソールゲーム自体が存在しない可能性は高い。ネットに直接繋がったモニタ(テレビという名前なのかパソコンという名前なのか新しい名前が作られるのかは分からないが)でゲームをするようになるだろう。「なにそれ?ゲームのためだけのゲーム機があったん?で、ゲームはCDとかDVDのディスクに入ってて、いちいち入れ換えてたん?へぇへぇへぇへぇへぇへぇ。86へぇやな」となるだろう(それ以前に、PS3じゃなくてWiiとXboxの売上が大幅に増えるだろうが)。
その時代に、メディアプレーヤーを動かすプロセッサがCellの後継なのかどうか。ソニーが考えるべきは、ディスクに依存して利用者に不便を強いるようなものではないだろう。
繰り返しになるが、これは音楽CDにもいえる。触れたことも無い音楽をどうやって好きになればいいというのか。テレビドラマやCMとのタイアップもうんざりだ。大体、テレビ自体の視聴バターンが変わっているときに(別のエントリで書いた)、それの代替になる方法を見つけないと、絞るばかりではソニー所属の音楽家が気の毒だ。
前に、Bonchicast_で「『podcastで流したいから使っていいか?』と問い合わせたら。海外のアーティストは『どんどん使ってくれ』と言ってくれる。日本のアーティストはごく一部しかOKしない。こんなことしてたら、海外のアーティストばかりしか耳にしなくなるよ」と仰っていたのを聴いた。なるほどと思った。
Posted by panhead at 2006年05月20日 22:33 | トラックバック