ホンダがコマーシャルしているシステムは、ネットワークの使い方として、web2.0の一形態だと思った。少なくとも、どこかのショッピングモールサイトよりはずっと進んでいる。
各端末が渋滞情報を共有し、その結果をフィードバックしてそれぞれがルートを最適化するというのは現実的なルートの口コミ最適化と同等の効果がありそうだ。ただし、十分な数のユーザーが必要なところは、SNSなどと同じことだ。
問題は、カーナビの示すルートだ。時々、田舎のハードな山道に県外のナンバーをつけた車が入ってきて危険な走りを展開していて迷惑することがあるが、あれなどはカーナビの弊害の一つだろう。カーナビは地図上の情報からルートを選択するが、その道がどの程度走りやすいかまでは考慮に入れていない。というか、情報が入っていないのだから仕方が無い。
後、これのメリットは大多数がこのシステムを積んでいないときには、「裏をかく」ルート選択ができて渋滞に遭わずにすむかもしれない。しかし、多くの自動車がこれに対応すると、渋滞の分散化が生ずるはずだ。分散の結果が交通全体の最適化に繋がれば、常にカーナビの指し示すルートに従っていればどこに行ってもそこそこの渋滞で済むようになるかもしれない。
理想としては、交通管制システムと個々の車の情報を総合したナビゲートだが、これは自動車メーカー一社では無理だろう。信号のコントロールも併せてできれば完璧だが、数十年先だろう。これが実現すれば、渋滞箇所を特定し、車の流れをダイナミックに変えて渋滞の解消をすることが可能かもしれない。
まあ、カーナビさえつけていない俺の車がこれに参加することはないし、ハードをつけたところで、休日に元々渋滞とは無縁な道路ばかりを走っている俺では有効な情報提供はできそうにない。でも、このシステムが普及し交通が最適化されれば渋滞が分散されるだろうから、メリットは享受できるかもしれないが。システムが稼動する頃には、うちの車も限界に達している可能性はある。
Posted by panhead at 2006年10月26日 22:39 | トラックバック