2006年12月19日

嗜好の集中化とマスゴミ

 「僕の進む道」というドラマで主人公がロードバイクを買ったらしい。で、そのバイクはイタリヤ製の高価なものらしいが、あっという間に売り切れて、わざわざメーカーに旧モデルの追加製造を依頼したらしい。

 自転車を買ったのは自転車が好きな人ではないだろう。単にアイドルタレントと同じものが欲しかっただけだろう。ドラマの登場人物のフェティッシュと同一物を所有することによるアイドルタレントとの一体化意識を満足するためだけの消費だ。

 しかし、購入者の大半は主人公のように自転車を好きになることも乗ることもないだろう。物を買うという安易な方法で欲求を満足して、次のフェティッシュを買うために金をためるのだろう。

 マスコミ(特にテレビ)はこれを利用する集金装置を築き上げた。集金装置の効率を上げるために次々と新たなフェティッシュを生み出して利用した。一方では、人々がマスゴミによって送られる情報に対して不信感を持たないようにするための自分たちの犯罪行為を糊塗している。そして、いかにもテレビの情報が貴重で重要であるかのように振舞う。実際には何の中身もないのにね。

  • 観光地
  • 健康食品
  • スポーツ
  • 政治家
  • ゲーム機
  • 局アナのタレント化
  • ペット
  • チョイ悪オヤジ

 自分で価値観を築くことができず、判断の基準をテレビや他人に依存しているために、テレビで映されるライフスタイルと現実との乖離を処理できずに欲求不満を募らせたり、思考停止に陥って動物的な会館を追求する行為に逃避(娯楽ともいう)することしかできない。どちらも、テレビに教えてもらうだけだ。

 ところが、テレビで得られるのは生活にとって必要なものではない。それを追求するために生活を犠牲にするのでは本末転倒だ。テレビに与えられた満足を求めて得られないことで(元々得られるはずのない御伽噺なのだから)欲求不満のストレスを募らせるのは不毛そのものだ。

 これに気付く視聴者がいるのかいないのか、自分すら影響を受けているかもしれないので客観的には分からないが、どこかのテレビ番組で、こういった一過性ブームに警鐘を鳴らすといったポーズの番組があった。しかし、マスゴミの問題を指摘することは無く、それに踊らされる人々を一方的に指弾する内容だった(ように感じた)。

 そんな人間を食い物にして、政府(主に官僚だろうが)と結託して(免許制で競争が少ない)、暴利をむさぼっているテレビ局がよく言うよとおもた。

 このような性向が海外文化の流入と受容のときに陥ったのか、多神教という名の事実上の無宗教から起こったのかはわからない。これについては、テキストもあったので機会があればまとめて書きたい。

Posted by panhead at 2006年12月19日 12:43 | トラックバック
コメント
トラックバック
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?