この問題はいろいろと面白い記事を見せてくれる。
下はlivedoorニュース。捏造発覚前に納豆の売り切れについてスポットを当てた取材を行っていて、この点では評価できる。しかし、下の段落はいただけない。
livedoor ニュース - フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下)
中小スーパーや零細な商店、それに地方都市には「納豆」がほとんど回ってこない。昭和初期に起きた豪商による『米の買い占め』を思わせるものがある。そのときには一般庶民に米が回ってこなかった。米にしろ、納豆にしろ、情報を牛耳(ぎゅうじ)り、買い占めたものが利潤を生む。こんな世の中でよいのか、という疑問が生じる。
納豆は昭和初期の米とは違う。生活の依存度が全然違う。納豆が食えなくても飢える心配はない。「食わない」という選択肢が消費者にはある。消費者が番組に踊らされずに通常の需要しかなかったらこんな流通業者は在庫負担で大損してしまうのだ。
糾弾すべきことがあるとしたら、まず第一は、消費者に嘘の情報を流したことだ。しかも、明白に架空の情報を作って流布したのは、バラエティとはいえ罪は重い。また、公共的性格をもって法律で参入ができない放送業界に置いて、影響力を念頭に情報を選択的に配布したのも問題がある。大手業者の政治力を背景として情報の遺漏が行われたのなら双方の責任は追求すべきだ(これについては記事が批判しているのかもしれない)。
しかし、情報を入手する手段に不正なものがなければ、情報を得たものが利潤を生むのは悪いことではない。上の書き方では、情報を得た人間が利益を生むことを開くとしているような印象を受ける。
後、テレビに踊らされてダイエット目的の食材に群がる消費者にも問題はある。ちょっと考えれば、一日に200kcal分の食料摂取を増やしておいて、これまでに肥満になった生活(食生活と運動)を見直さずにダイエットなんてできるはずがないことくらい分かるだろうに。
ただ、こちらは社会心理学的なアプローチが必要かもしれない。
Posted by panhead at 2007年01月20日 23:32